症状別の施術例


43歳 女性 M様

発症した状況

コンビニでのパートをしていて長時間立っていることが多く、以前から違和感は感じていたが、ある日自宅で椅子から立ち上がろうとした際、右太ももの裏に鋭い痛みが走った。
それから歩いたり、立ち上がろうとした際に右臀部から右太ももにかけて痛み、しびれの様な感覚が発症する。
坐骨神経という神経は腰椎4番から仙骨3番までの神経が束となって構成されています。つまりはその坐骨神経上で痛みが出るので、原因としては腰部の状態が関係する場合や臀部の状態が関係することもあります。そして坐骨神経は下腿に向かって分岐して足底まで到達するので、足底の組織も関係することがあります。それら神経が圧迫や引っ張りを受けることで症状が出るため、広い範囲に原因となる部位が存在する可能性がある症状です。

施術内容と経過

腰椎(腰の骨)周囲の筋肉が硬くなり、腰が反っているような状態が見られました。臀部の筋肉も低下している状態で、腰周囲であったり、身体を支えられていない傾向がみられました。また、坐骨神経周囲の筋肉にも硬さがある状態でした。
硬くなった筋肉は徒手施術や鍼灸施術で柔らかくしました。今回お悩みの症状に関しては自身のお身体を支える筋力を再獲得することも大変重要でしたので、臀部や腰部、腹部などのエクササイズを多く取り入れました。
1か月目は週2回通院いただき、2か月目以降は週1回通院いただいております。
2か月目後半から痛みもなく日常生活を過ごしておられます。現在もエクササイズは継続して行っていただいております。
症状改善のために施術を受けていただくことはもちろんですが、日々のご自宅でのセルフケアも重要となります。再発防止のためのケアの方法もしっかりとお伝えさせていただきます。