症状別の施術例


29歳 男性 I様

発症した状況

朝いつも通り起き上がろうと頭を起こす際、右側の首に痛みが走った。
枕から外れた状態で寝てしまっていた。
寝違えは寝ている間、頸部周囲の筋肉が伸ばされた状態や縮んでいる状態が長時間続くことで発症します。特に夜間寝ている間は体温が低下するため、より筋肉は硬くなりやすく、朝起き上がる際に同じ状態で固定された筋肉が突然動かされることになるので痛みが出てきます。

施術内容と経過

いつもは枕の上でしっかり寝ておられますが、その日は枕から外れて寝ておられたため首の角度が正しい位置にないことで首周囲の筋肉が硬くなり、起き上がる際にその筋肉が急激に伸ばされ、痛みが発症したものと考えられます。
普段はデスクワークをされており、肩こりのような症状も抱えておられましたが、夜中の体温が一番低いとされる時間帯は筋肉も固まりやすく発症率を高めてしまった可能性があります。
徒手施術と鍼灸施術を行い、首周囲の筋肉を柔らかくすることで血流を改善しました。首だけではなく、肩甲骨の動き、肩から指先にかけての関連する筋肉、胸部の筋肉、頚椎の動きに対しても施術しました。
週2回から3回通院いただき、2週間ほどで痛みはなくなり、肩こりも緩和されつつあります。
寝違えが起きたら、普段の寝ている環境を整えることも大切です。例えば枕の高さは合っているか、硬さは合っているかなどをもう一度見直してみると良いかと思います。いきなり新しいものに変える必要はなく、今ある枕にタオルを敷いて高さを変えてみたりすることで、楽に寝れる高さを調べてから同じぐらいの硬さ、高さの物に買い替えてみると良いかもしれません。ぜひ試していただき、ご自身に合った寝具を見つけてみてください。