症状別の施術例
32歳 女性 S様
発症した状況
二人目のお子さんを出産されてから、急な動き出しの際に腰部が痛む。
妊娠中はホルモンの影響などで骨盤の靭帯や関節が緩んだりしてしまいます。そして産後その状態が続くと不安定な状態となるので痛みが出やすくなります。
施術内容と経過
妊娠中は約10か月ほどおなかの中に赤ちゃんがいる状態になり、成長とともに重くなってきます。姿勢を安定するために上体を反らすような形が長期間続きます。そのため臀部の筋肉や腹筋の筋力が低下してしまったり、硬くなったりします。
そして筋力が低下したり、硬くなった筋肉は突発的な動きに安定して反応できず痛みを起こしてしまうことがあります。
徒手施術で硬くなった筋肉や動きが悪い部位はアプローチしました。今回のご相談では、筋肉の反応する力も重要ですので、それに対する運動も取り入れました。
最初の1か月は週2回程度、2・3か月目から週1回通院いただき、2か月目前半ごろから痛みは感じることなく過ごしておられます。
腰痛といっても様々なパターンがあります。硬くなった筋肉や、動きの悪い関節を柔らかくしたり動かすだけが施術ではありません。筋力を回復させて安定性を獲得する必要がある場合も少なくありません。発症原因や生活様式も人によって異なってきます。それぞれの方に合った施術をしなければ改善はできません。